福祉用具をレンタルしてみよう!借りるには注意が必要なものも

介護のお話し
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みなさんは福祉用具という物は、どの様な物を言うのか分かりますか? 突然、福祉用具と言いましても普段から介護と関わり合いのない生活をしていますと、どの様な物を福祉用具と言うのか分かりませんよね。

そして、介護の世界では福祉用具をレンタルする事を「福祉用具貸与」といいます。

漢字だけですと分かりづらいですよね。私もよく思います。福祉用具のレンタルでは駄目なのでしょうかと・・・。

今回は、その「福祉用具のレンタル」と「車椅子」のお話しをしようと思います。

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福祉用具貸与とは

福祉用具貸与とは、福祉用具をレンタルと同じ意味で、日常生活の自立を助けるために手すりなどの貸与を(レンタル)する事を言います。福祉用具をレンタルをするには担当者会議を行い、ケアプランに必要性を位置づける事でレンタルをする事が出来ます。

介護保険を使用して利用をする場合は、すべての福祉用具を誰でも自由に借りられる訳ではなく、要介護度によってはレンタルをする事が出来ない物もあります。

車椅子や特殊寝台(電動ベッドの事です)は原則として要介護2以上でなければレンタルをする事は出来ません。また、電動ベッドをレンタルていないのに、ベッドマットだけをレンタルをしたいと言われてもレンタルをする事は出来ません。あくまで、電動ベッドをレンタルして初めてベッドマットもレンタルをする事ができます。

対象となる福祉用具

〇利用ができる   △一部利用ができる  ×原則として利用ができない

要支援1・2
要介護1
要介護2・3要介護4・5    備  考
車椅子(付属品を含む)×車椅子の事です。
特殊寝台(付属品も含む)×電動ベッドの事です。
床ずれ防止用具×電動ベッドのマット等です。
体位変換器×自動で身体の体位交換をしてくれるマットです。
手すり(工事を伴わないもの)置き型などの工事を必要としない手すりです。
スロープ(工事を伴わないもの)階段などの段差を解消する物です。
歩行器歩行時に使用をする物です。
歩行補助杖3点杖や4点杖が対象です。
認知症老人徘徊感知器×踏むと音が鳴るセンサーマット等です。
移動用リフト(釣り具の部分を除く)×階段や起き上がりを補助するリフトです。
自動排泄処理装置トイレなどで排泄が出来ない人が対象です。

利用料金は

福祉用具のレンタルの利用料金は、レンタルをする事業者や用具の機種によって違いますが、利用者負担の割合によっても1割・2割・3割と違いますので、注意をしましょう。

介護保険を使用してレンタルをする場合、レンタル費用はその月の16日以降にレンタルを行えば、レンタル費用が半額になります。また、入院などをされたときにも、レンタルの利用日数が停止しますので、入院をされた時には、ケアマネージャーや事業者に連絡をいたしましょう。

何を借りれば良いかわからない場合

福祉用具をレンタルする場合、何をレンタル行えば良いか分からない場合が多いと思います。

歩行器をレンタルするにしても、大きくて安定感のある歩行器か小さくて軽く小回りが効く歩行器か使用をしてみないと分からない場合も多いと思われます。そのような時には、1週間程度のお試し使用も出来る場合も多いですので、ケアマネージャーや事業者に相談をしてみましょう。

車椅子の種類

車椅子は大きく分けて、「自走式車椅子」・「介助式車椅子」・「リクライニング・ティルト車椅子」・「モジュール車椅子」・「電動車椅子」の5種類に分けられます。

自走式車椅子

名前の通り自分で車椅子を移動をする車椅子で、タイヤの外側に付いている「ハンドリム」を手で回して車椅子が動きます。

足を乗せる部分を「レッグサポート」と呼びますが、このレッグサポートを外して足で車椅子を漕いで移動をする事も出来ます。自分で車椅子を漕いで使用をするため、後輪のタイヤが大きくなっており、介助式車椅子と比べ車椅子全体が大きいので、自動車の種類によっては乗せられない場合もあります。

介助式車椅子

介助式車椅子は、自分で移動をしないため、介助がしやすいように作られています。また、後輪のタイヤが小さいので、小回りも効きやすくコンパクトで軽い車椅子が多いです。

リクライニング・ティルト車椅子

リクライニング・ティルト車椅子 は、車椅子に長時間座っている事が難しい人や寝たきりの人が移動を必要な人が使用をするのに向いています。ティルトと聞きなれない言葉かもしれませんが、車椅子の座っている座面と背もたれを調整できる機能を「ティルト機能」と言います。

リクライニング車椅子は、座っている座面は動かせませんが、背もたれの角度を変えられる機能の「リクライニング機能」が付いた車椅子を言います。

リクライニング・ティルト車椅子 は共に大きさが大きいため、一般の自動車に乗せて移動をするのには不向きです。もし移動をする際には、 リクライニング・ティルト車椅子 に乗ったまま移動が出来る介護車両が適しています。

モジュール車椅子

モジュール車椅子は、別名モジュラー車椅子とも呼ばれており、車椅子の座っている座面などのパーツを調整が出来る物です。調整が出来るパーツは機種によって違いますが、その日の体調やその後の身体の状態に合わせて、その場で調整をして使用が出来るのが特徴です。

電動車椅子

名前の通り、自身でレバーやボタンを操作をしてモーター電動で動かす車椅子です。

筋力が少ない人や体力がない人にとってはとても便利な車椅子ですが、雨の日の使用は故障の原因になる事があったり、スピードが出ますので人や物にぶつかって事故になってしまう場合があり、そうした場合に備えて電動車椅子の保険もあります。また、電動車椅子は重さがあるため、自動車のトランクの出し入れが難しい人がいます。

車椅子のレンタルと購入

車椅子を介護保険でレンタルをする場合、原則として要介護度が要介護2以上が必要となってきます。

そして、車椅子のレンタルと購入は、どちらが良いかというのは、どの位の期間使用をするかという事がポイントの一つと言えます。最近の車椅子は、自走式車椅子と介助式車椅子は1万円もしない物も売られる様になってきました。

介護保険の1割負担でレンタルをする場合、200~300円で出来る物もあります。1年間200円の物を使用をすると2400円、5年使用をすると1万円前後の車椅子のレンタル料金を超えてしまいます。

車椅子のレンタルのメリットとデメリットは他にも

車椅子のレンタルのメリットは、定期的にメンテナンスを受ける事が出来ます。自身で購入をしますと、故障をした場合には自身で修理を行うか、修理費用を出して直す、もしくは新しく購入をしなければなりません。

レンタルの場合は、故障をした場合は修理をしてもらう、もしくは新しい物に交換をしてもらう事が出来ます。しかし、タバコで穴が開いた等のレンタルをしている人の問題で修理を必要とする場合には修理費が必要となってしまいますので注意が必要です。

他のメリットとして、必要な時に必要な物を借り、必要が無くなったら返却をする事が出来るという事もメリットの一つと言える事でしょう。現在は自分で車椅子を漕いで移動が出来ても、いずれは介助が必要となってしまう事があります。その時に、また新しく介助式車椅子を購入するとしますと新たな出費となってしまいます。

また、使用をしなくなった不要な車椅子を自宅に置いておくには、一定のスペースを必要とします。いつかは使う事もあるだろうと思って置いておくには、大きな物と言えます。また、人に貰ってもらうにも、タイミングよく必要としている人は、なかなかいないものです。

まとめ

福祉用具貸与(レンタル)と車椅子のお話しはいかがでしたでしょうか?

案外、自分はまだ必要ないと頑張って生活をされている人もいるかと思いますが、毎日大変な思いをして生活をするのも辛いと思われます。福祉用具を、上手く使うことで生活が安全になる事もありますので、検討をしてみてはいかがでしょうか!?

みなさんの生活のお役に立ちましたら幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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