施設サービスって何!?地域密着型サービス?どんな種類があるの?

介護のお話し
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こんにちは、かずです。

先日は、在宅サービスなどをご紹介しましたが、今回は施設サービスと地域密着型サービスのご紹介をしたいと思います。

今まで介護を必要としていなかった人には、馴染みのない名称かと思いますが、これから将来のためにも知っておいた方が損はしないどころか、実際に必要に迫られた時に焦る事がなくなると思います。

なかなか必要とするまでは、施設サービスは自分には関係ないと思いがちですが、頭の片隅にでも置いておくのも良いかもしれません。

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施設サービス

施設サービスは、要介護者の方が介護保険施設に入所をするサービスです。その為、自立の人や要支援1・2の人は利用が出来ません。また、全ての施設利用の費用は介護保険の対象にはならず、食費や居住費は利用者負担になります。特別養護老人ホームや老人保健施設はショートステイの時とは違い、所得応じて料金が変わりますので注意が必要です。

所得が低い方には、減免の申請を市役所の介護保険担当する事で居住時等・食費が軽減される場合があります。ケアマネージャーの方に相談をしていみましょう。

介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)

特別養護老人ホームまたは「特養」と呼ばれる施設です。常時介護が必要で、自宅での生活が困難な人が入所をし、日常生活上の支援や介護を受けられます。新規の入所をされる人は、原則として要介護3以上の人が対象となっており、有料老人ホーム等よりも利用料金が低い場合が多いので、地域によっては入所を待つ待機者が多く、直ぐに入所出来ない事があります。

医療行為が多くない人ですと、特養は看取り介護をしている施設が多いので、終の棲家をして安心をして介護を受ける事が出来ます。

お部屋の種類も複数の人と一緒の部屋の多床室と一人部屋の個室と施設によって違いますので、希望がある場合は確認が必要となります。

介護老人保健施設(老人保健施設)

老人保健施設は「老健」とも呼ばれる施設で、要介護1以上の認定を受けた65歳以上の身体の状態が安定している人が在宅復帰を目指し、リハビリテーションや介護が受けられる施設です。要支援1と要支援2の人は利用をする事が出来ません。病院と自宅の中間に位置しており、概ね3ヶ月程の入所をする場合が多いです。

居住費や食費の減免制度があり申請を行い認定を受ける事が出来れば、低料金での利用も出来る場合があります。市区町村の介護保険課に相談をしてみましょう。また、居住費や食費や介護サービス費は医療費控除の対象となっているのも特徴の一つです。

地域密着型サービス

2006年4月の介護保険制度改正により創設され、地域の特性を活かして、その地域に添ったサービスを提供するサービスの一つで、原則として住所地の市町村にお住いの人を対象としています。その為他市が保険者(地域)の人は利用が出来ません。

認知症対応型共同生活介護(グループホーム)

認知症対応型となっている事から「認知症の方」が共同生活をする住宅で、食事、入浴、排せつ等の日常生活上の支援や介護を24時間受けることが出来ます。1ユニット最大9人までしか入所が出来ず、特養や老健と比べ少人数での介護も特徴の一つと言えるでしょう。

それぞれの能力を活かしながら、家庭的な生活を送る事が出来ます。施設の中には民家を居抜きした所もあります。

小規模多機能型居宅介護

通いを中心にしたサービスで、利用者の選択に応じて、訪問や短期の宿泊のサービスを組み合わせてサービスを受ける事が出来ます。しかし、登録した小規模多機能型通所介護以外に訪問介護や通所介護を利用が出来ないといった面もあります。また、ケアマネージャーも小規模多機能型居宅介護には在籍そしている事から、居宅からの変更になりますとケアマネージャーも変更しなければなりません。

このサービスメリットとして、一つの事業者で訪問サービスや通い等の様々なサービスを利用出来るため、沢山の職員の顔を覚えなくても良いので、職員とも顔馴染みとなりやすく、安心感が得られるというメリットがあります。

看護小規模多機能型居宅介護

小規模多機能型居宅介護と訪問看護を組み合わせたサービスで、介護と医療の両面にサービスを受けることが出来ますので、医療面の心配の人に適したサービスです。小規模多機能型介護と同じ様に、他のサービスの利用に制限がありますので注意が必要です。

地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護

定員が30人未満の介護保険老人施設で、自宅の生活が困難な人が日常生活上の支援や介護を受ける事が出来、小規模の特養とも言えるでしょう。

定期巡回・随時対応型訪問看護介護

一日の在宅生活の中で、日中や夜間を通じて定期訪問と随時の対応を介護・看護が一体的に受ける事が出来るサービスです。定期的なオムツ交換や食事介助を必要とする人には適したサービスとも言えます。随時の対応とは、緊急時の対応として定期的な対応ではなく、体調不良やトラブルがあった時に対応をしていただけます。

地域密着型特定施設入居者生活介護

入居できる定員数が30人未満の軽費老人ホームや介護が専門の有料老人ホーム等で、食事や排せつや入浴等の介護を受ける事が出来ます。

夜間対応型訪問介護

要支援1の人や要支援2の人は利用出来ませんが、定期巡回と随時対応の2種類があるサービスです。

定期巡回は、18時から翌朝の8時までの夜間帯に、定期的にホームヘルパーや看護師等が自宅に訪問してくださり、排泄の介助や安否確認等のサービスが受ける事が出来ます。

随時対応とは、体調不良時等にホームヘルパーの人を呼び、介助を受ける事が出来ます。

地域密着型通所介護

定員人数が30人以下のデイサービスで要支援1と要支援2の人は利用をする事は出来ません。内容としては一般のデイサービスと同様な内容となっています。

認知症対応型通所介護

認知症対応型通所介護は、一般のデイサービスに似ていますが、認知症の人に限定をしたサービスとなっています。サービスの種類も、「特養に併設をされた 併設型」、「認知症対応型デイサービスとして単独で設置された 単独型」、「グループホームのリビングや食堂の共用スペースで提供をする 共用型」の3種類のサービスがあります。

まとめ

施設サービスと地域密着型サービスはいかがだったでしょうか!?

福祉の世界でも福祉に関わる関係者でしたら当たり前に知っている言葉でも、一般的な呼び名ではなく聞きなれない言葉も多いかと思います。地域密着型と言われても、直ぐにどういう意味かを思いつく人はあまりいないと思います。

ここで頭の片隅にでもこれらの言葉を置いていただき、必要な時が来たら慌てずに活用をする事で、余裕の持った行動をしていただけたらと思います。

みなさんのお役に立ちましたら幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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